
シャントセンター
シャントセンターについて
透析を受ける患者さんにとって、バスキュラーアクセスは命をつなぐ「なくてはならない存在」です。
当院では、開院時から、バスキュラーアクセスの作製・検査・治療に取り組み、専門性を高めてきました。また、近隣の医療施設の患者さんのバスキュラーアクセス管理も継続的に担い、地域の医療体制を支えています。
安心して任せられるシャントセンターを目指し、患者さん一人ひとりの状態に合わせた丁寧な診療を行なっています。

シャント治療について
shunt

バスキュラーアクセスとは
透析治療を行うには、体内から血液を取り出し、人工透析装置で体に溜まった余分な水分や老廃物を除去して、再び体内に戻す必要があります。そのためには、安定して十分な血流を確保するための経路(バスキュラーアクセス)が必要となります。
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自己血管内シャント
自分の血管(動脈と静脈)をつなぎ合わせて作る
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人工血管内シャント
人工血管を用いて血管(動脈と静脈)をつなぎ合わせてつくる
※血管が細いなどの理由がある場合
血液透析患者の90%以上の方が
この内シャントを作製して
血液透析を行っています。
一方、心臓の働きが悪い場合やシャント作製が難しいケースでは、非シャント型アクセスによって治療を行います。
シャントを作るのが難しい場合などに、使用する方法として
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上腕動脈表在化
上腕の深い位置にある動脈を皮膚の近くまで移動させて、透析に使えるようにする方法
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長期(カフ型)留置カテーテル
カテーテルという細い管を、首や鎖骨の下の静脈に挿入して使用する方法
豊橋メイツクリニックの
安心できる3つのポイント
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1.血管内治療認定医が
常勤安心して任せられる高度な技術を
医師の紹介
提供。 -
2.専用の手術室と
血管造影室(DSA)を完備検査も治療も、院内でスムーズに
完結。身体への負担を軽減。 -
3.術後のフォローと
シャント管理も万全定期的な検査・トラブルの早期対応で、シャントを長く安全に保つ。
シャント作製の流れ
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初診・診察
シャントの必要性を説明し、全身の状態をチェックします。検査内容:心エコー(心臓超音波)、採血、レントゲン、既往歴の確認 -
検査・評価
詳しい血管評価(エコー)を行い、シャントの作製部位や方法を決めます。 -
手術
手術室で局所麻酔をして、シャント作製の手術を行います。 -
術後フォロー
数日後〜数週間で透析に使える状態になるまで、定期的に出血や血流の状態確認・シャントの成熟確認をします。 -
シャント管理
閉塞・感染などのトラブルを防ぐため、定期検診と必要に応じた修復を行います。
シャント管理
透析を安全・安定的に行うには、シャントの定期的な管理が欠かせません。
当院では血管内治療認定医のもと、エコーやDSA(血管造影)を活用しながら、早期発見・早期対応に努めています。
トラブルの早期発見
- シャント音の確認
- 視診・触診による確認
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エコー検査による血流評価
(針を刺すのが難しい方、造影剤のアレルギーがある方) - シャントの詰まりや細くなった部分を見逃さず、必要に応じて即日検査
- DSA(血管造影)で、シャントの中の血流の流れを詳しく検査


トラブル時の迅速な対応
- シャントの詰まりや細くなった部分がみつかった場合、風船で血管を内側から広げるPTA(経皮的血管形成術)で治療
- 必要に応じてシャント再建・新規作製も院内で対応可能

実績
豊橋メイツクリニックでは、透析に欠かせないシャントの作製から治療まで行なっています。血管内治療を専門とする医師が常駐し、精度の高い治療と術後のフォロー体制を整えています。
PTA治療件数(年度別)
年度 | PTA件数 | (内血栓除去) |
---|---|---|
2024年 | 842件 | (116件) |
2023年 | 648件 | (80件) |
2022年 | 681件 | (95件) |
2024年度手術処置件数
治療内容 | 件数 |
---|---|
自己血管内シャント | 16件 |
人工血管内シャント | 9件 |
カフ型カテーテル挿入 | 21件 |
外来診療時間
診療時間
9:00〜12:00
透析時間
透析時間
昼の部 8:45〜
夜の部 17:00〜
シャントセンター診療時間完全予約制
診療時間
10:00〜
△:緊急時のみ対応